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素敵なポートランダーに聞くこれからの人生を考えるヒント

PORTLANDERS

素敵なポートランダーに聞く
これからの人生を考えるヒント

#02

Jessica
Helgerson

ジェシカ・ヘルガーソン

ジェシカ・ヘルガーソン / ジェシカ・ヘルガーソン・インテリアデザイン創業者

ポートランドに暮らしながらいきいきと
働く女性たちを紹介する『PORTLANDERS』。
第2回はインテリアデザイナーでジェシカ・ヘルガーソン・インテリアデザイン創業者のジェシカ・ヘルガーソンさんです。

Jessica Helgerson / Interior Designer /
JESSICA HELGERSON INTERIOR DESIGN Founder

(ジェシカ・ヘルガーソンさん/ インテリアデザイナー/
ジェシカ・ヘルガーソン・インテリアデザイン創業者)

素敵なポートランダーに聞くこれからの人生を考えるヒント

インテリアデザインの会社をポートランドで経営するジェシカ・ヘルガーソンさん。彼女のキャリアは、グリーンビルディング(緑の建築〜持続可能な建築)の活動家としてスタートしました。そして、この活動を自分の暮らしでも実践しようと考え、ポートランドのはずれにある島で夫と二人の子どもと一緒に50㎡にも満たないスモールハウスをリノベーションし、ニワトリや野菜を育てながら自給自足の生活を試みたことも。

わたしたち取材チームが訪れた広大な敷地には2軒の家が建っていました。そのひとつが実験的に“自給自足”の4年間を送ったというコテージ。「この家は近辺にあった木を使ってリノベーションしたの。一階は子ども部屋で、建築家である夫がクローゼットを作ってくれたわ。子どもたちは照明器具を設置するために作った小さな箱に、宝物を置いていたわね」大きな本棚にはノンフィクションを中心とした本が置いてあり、今住んでいる家にはフィクションを中心とした本棚があるそう。雪が降っても暖かいという家は、白くペイントされた手作り感あふれる木の壁面がぬくもりを伝えていました。

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昔、牛舎だったという納屋では、先日サンクスギビングパーティを開いたと言う。「40人を招いたパーティで、娘がディスプレイを手伝ってくれたの。Miyazakiムービー『トトロ』を上映してみんな喜んで観ていたわ。この納屋は窓を付け替えたぐらいで当時のまま。蒸留酒を自家製で作っているし、保存食も作っているのよ」
「ビニルハウスではトマトやカボチャを作っているの。今は収穫期が終わってしまったので何も残っていないけれど」遠くを通る列車の汽笛の音。移住者が見つける前からあった樹齢350年のオークの木。ここはワパトという先住民が生活していたそうです。

今暮らしている家は、暖炉の火がここちよい暖かさで住まい全体を包み込んでいます。「キッチンは自分たちで作ったの。壁紙はすべて手描きで、イギリスの女性によるもの。彼女は70歳で始めて、80歳で会社を興したのよ。レンジフードは一枚一枚タイルを貼って仕上げたわ。カウンターテーブルはアッシュの樹を使って、主人が作ったのよ」

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キッチン横のハウスで育てているハーブを使ってお茶を淹れてくれた。「今、オフィスはダウンタウンにあり11人が従業員として働いている。ポートランドだけでなく全米にクライアントがいるわ。仕事は、スペシャルに感じる場所__基礎がしっかりとしていてヒストリーがあり、そこを残したいと思う場所__をリノベーションしている。20年前サンタバーバラで始めたのよ」彼女たちのインテリアデザイン会社は、決まったやり方があるわけではない。もともと建てた人がどういうことしようとしたか、何を大切にしようとして建てたかを考えてリノベーションするようにしている。それはジェシカのキャリアのスタートである「グリーンビルディング」の思想そのもの。後々、壊されることのないようなしっかりとした基礎作りをしている建物。その建物がそもそも持っていたパーソナリティを大切にしている。

素敵なポートランダーに聞くこれからの人生を考えるヒント

ポートランドのどんなところが好き?と聞いてみると「カリフォルニアから移住してきたので、ポートランドは気候が好きだわ。山が近いし、四季がある。文化、海、緑、天気も好き。でも・・・」彼女の顔色が少し曇る。「ホームレスを見かけることもあるわ。そして、“多様性”という意味ではちょっともの足りないかな。ニューヨークはダイバーシティで素晴らしいと思う。出身地のサンタバーバラはメキシカンが多かった。いつも、今ここで、わたしにできることはないかと考えている」ホームレスを支援する活動への参加、メキシコの少数民族がつくった服を購入することや、セカンドハンドのものを進んで買うことなど、彼女の生き方は一貫しています。

同世代の女性に対するメッセージをお願いすると笑顔で答えてくれました。「ちょうど50歳になったけれど、年をとることは気にしていないわ。過去10年はいっぱいいっぱい働いて大変だったけれど、これからは自分を大切にして___働きすぎずいることでいたわって、世の中にもハッピーを分け合いたい。わたしの子ども、夫、ママ、いろんな人たちに」

JESSICA HELGERSON INTERIOR DESIGN

JESSICA HELGERSON INTERIOR DESIGN

112 SW 1st Avenue, Portland, OR 97204
http://www.jhinteriordesign.com